あの熱意を込めたゴシゴシ、あれは必要ありません。
こすらなくていい、いや、こすらないほうがいいのです。 ゴシゴシこすれば、汚れも落ちるかもしれませんが、一方で確実に肌を傷つけてしまい、肌荒れを起こしてしまいます。
ゴシゴシやったほうがよく落ちると思い込んでいると、肌の表面を保護している角質層をはがしてしまう結果になります。 普通の石けんの場合、その肌にナトリウムが残ってつっぱってしまうことになります。
いま、よく使われている洗顔フォームの場合もまったく同じことです。 泡を立てて、泡の界面活性剤の働きで皮膚の汚れをとり去るという方法です。
メイクした肌には、ファンデーションやその他もろもろの化粧品がついていますから、それをはたき落とすようにするのが正しい洗顔法なのです。 ゴシゴシこするということは、浮き上がった汚れを毛穴に塗り込めているようなもの。
クレンジングを使って油で油を落とす場合にも、ふきとるわけですからくぼみに残ってしまいます。 表面が真っ平ら、ツルツルの皮膚はありません。
皮膚を顕微鏡で見るとよくわかるのですが、丘があって聯があって、毛穴があって汗腺があるとなれば、ふきとってもくぼんだところは落ちないし、毛穴にはかえって詰まってしまうのがよくわかります。 ではすぐに実行できる、肌のメカニズム上負担にならない洗顔法とは、どういうやり方でしようか。
まず石けんをよく泡立てる。 ここまではいっしょです。

その泡を顔中につける。 こすりつけるのではなく、ただつけるのです。
そうしたら、しばらくそのままおいて汚れが浮いてくるのを待ちます。 汚れが浮いてきたら、こするのではなく、泡をはたき落とすようにして汚れを落とす。
どうでしょうか。 「ゴシゴシ」洗顔法は、「そうするものだ」と頭にすりこまれている美容法の代表的なものといえます。
しかし、これも「誤った美容法」といわざるを得ません。 ここまで、市販されている多くの化粧品や美容法が、必ずしもプラスになっていない、という事実を明らかにしてきました。
美しい肌をつくるためには、肌のメカニズムを知り、肌に無理をさせず″肌にやさしい″メイクとメイク落としを行うことが重要なのです。 化粧品という異物を塗ったとしても、皮膚を必要以上に刺激しないこと。

そして皮膚内部に浸透させないこと。

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